Jan 25 2012
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その後の一連のウッドフォード氏による対オリンパスのネガティブキャンペーンを見ても、冒頭放たれたあの「過去の決算内容に疑義あり」攻撃は、彼の切り札だったのだ。圧倒的だった初戦以降、次は何が出てくるのかと期待して観戦していたが、結局何も出てこなかった。一瞬海外メディアから、オリンパスの背後に暴力団の存在を匂わせる報道がなされたときはおおっと思ったが、単発のラッキーパンチだったようだ。
<p>普通、唯一の切り札をいきなりマスコミにリークするだろうか。</p>
<p>切り札を最初に出せば、そりゃあ初戦は飾れるだろうが、以降の勝負が悲惨なことになるのは目に見えている。大貧民(大富豪?)で強いカードから順番に切って行ったらどうなるかという話である。そりゃ負けるよ。</p>
<p>あるべきは、マスコミへのリークをチラつかせながら監査法人などから情報を引き出すとともに、菊川氏らと水面下で交渉を行い、徐々に権力の移譲を完遂させるという方針だったのではないか。</p>
<p>これはどう考えても、日本的とかそういう問題ではない。洋の東西を問わず、切り札は最後までとっておかなくては意味がないと相場が決まっている。その点において、彼は単純に迂闊だったと私は思う。</p>
<p>切り札を、序盤で切りすぎたのだ、彼は。</p>